ばね新聞Column

ばね新聞コラム 春風満帆 vol.18

2年前のコラムに「2月初旬に発生した台湾南部地震は、500人以上の負傷者を出し、大きな被害となった」と記したが、奇しくも2年後の同日(2月6日)に、こんどは台湾東部の花蓮沖でマグニチュード6・4の大規模な地震が発生、200人以上が負傷した。
心よりお見舞い申し上げるともに、 被災地の一日も早い復興をお祈りする。

日本も地震大国であり、これまでに幾多の困難から復興を遂げてきた。
地球規模の時間感覚では、2年という時は、我々人類の1秒にも満たないのかもしれないが、それでも人間は助け合い、築き直し、平穏を取り戻す。

日本も東日本大震災では、台湾からの温かい支援が被災者の心の支えになった。
日本政府は、今回専門家チームを台湾に派遣、人命救助活動を展開している。
様々な要件を考慮してのことであろうが、台湾政府が海外からの支援を受け入れたのは日本だけだそうだ。
深い信頼関係の表れではないだろうか。

国と国の信頼関係は、一朝一夕で築かれるものではないが、民間レベルでは、ちょっとした親切や応援の言動が国民全体のイメージを変えてしまうということもある。
むしろ民間レベルの心情が国家間の信頼に大きな影響を与えると言ってもよいのかもしれない。

もちろん各国政府には、色々な思惑があってのことであろうが、それでも一定の節度は持った行動が求められる。
特に多くの国々が集まる場面や政治利用が相応しくないスポーツ、文化的なイベントでもそうであろう。
国家として節度を超えた行動は、見ていて本当に気持ちが良いものではない。

これから日本でも多くの国際イベントが控えている。
「おもてなし」という言葉もあるが、来日される方々に気持ちの良い国だと感じてもらえるよう、今後の政府及び民間レベルでの活動の一つ一つに期待したい。