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ばね新聞コラム 春風満帆 vol.22

暖かくなったかと思えば急に肌寒くなったりと、毎年のことだが体調に気をつかう時期である。
雨の降り方も春の長雨といわれるように、数日にわたりしとしとと続くので注意が必要だ。
暦では「穀雨(こくう)」と呼ばれ、穀物の成長を助ける雨。
また、菜の花の咲いている時期に降り続くということで、「菜種梅雨(なたねづゆ)」という呼び名もある。

春は芽吹きや成長の季節であるが、人間も新しい環境へと踏み出す時でもある。
人事異動で職場が変わった方、新入社員の方などは、新しい環境への対応で、少し疲労も出てくる時期でもあるので、気負わず少しリフレッシュされた方が良いのかもしれない。

昨今は、売り手市場ということで、企業は人材確保に苦労している。
特に中小零細企業では、限られた中で優秀な人材を見つけなければならない。
さらには離職率の高さや協調性が無い若者の増加など世相も追い打ちをかけている。
今年の大卒者は、「最後のゆとり世代」なのだそうだ。
「ゆとり」というとマイナスなイメージもあるが、一括りに判断することは非常に危険で、優秀な人材も多いと言われている。

果たして自分の時はどうであったのかと思い起こしてみると。
実はどの世代でも「今どきの若者は…」と言われてきたのではないだろうか。
いつの世もピリッとしない若者を大人の忍耐と知恵で一人前に育てていく、企業や社会にはそんな背景があるのだろう。

うちの会社で働きたいという想いがあれば、どのような人材であっても「育てる」という、頼もしい企業がある。
ポイントはその人の成長を丁寧にサポートすることにあるようだ。
10年間手塩にかけて育てたら、大輪の花を咲かせた。
そんな時、格別の想いが込み上げてくるはずである。
過保護になってはいけないが、ある程度、見守ることも重要なのであろう。