ばね新聞Column

ばね新聞コラム 春風満帆 vol.23

4月に行われた北朝鮮・金正恩委員長と韓国・文在寅大統領による南北首脳会談以降、南北の融和ムードが高まっている。
「非核化」という大きな課題はあるが、朝鮮半島の平和に向けて今回こそは一歩前に進んだと思いたい。

スポーツの世界では、平昌オリンピックでアイスホッケー女子の南北合同チームが結成されたり、先日の世界卓球でも大会中に突然南北合同の「コリア」チームが結成されたりと非常に驚く変化が表れている。
スポーツと政治は別であり、翻弄されてはいけないが、当事国としては融和ムードの象徴となっているのだろう。

企業の寿命は約30年という説があるが、日本で最長寿の企業は、大阪にある木造建築工事の金剛組で、創業は飛鳥時代、西暦578年。
法隆寺の建立に参画したという。
金剛組は、1400年以上続く企業であり、世界最古の企業とも言われている。

一方、国家の寿命はいかほどかと調べてみると、大体200年といわれている。
もちろん100年未満の短命政権や300年以上続く長期政権も存在し様々ではある。
定義にもよるが国家の形式的観点から、現存する最古の国は日本という説もあるそうだ。

歴史的事実は、過去の資料から探ることしかできないので、現在の人間には何が最古や最長なのかは、推察の域を出ない。
しかし、歴史的教訓として人類にとって平和は何物にも代えがたいということは間違いない。

企業のサイクルは創業期、格闘期、成長安定期、安定停滞期、衰退期、消滅期となるそうだが、政治は民主主義が生まれ発展し、成熟期を迎えているのであろうか。
金剛組は歴代の後継者を実力主義で選んできたというが、それだけ続くには何か理由があるはずだ。
政治の実力とは何か、改めて考えなければならない時が来ているのかもしれない。