ばねナビ発足の背景

かつて18世紀半ばから起こった産業革命は工場制機械工業を確立し、以後、人類は
多くの機械及び部品等を生み出して参りました。
なかでも「ばね」は機械要素部品として、大きな役割を担い、今日の人間社会を
支えているといっても過言ではありません。

今日に発展を遂げたばね産業は、手加工から機械加工、自動化へと進化する過程で、
材料及び加工法も飛躍的に発展続けております。
ばね材料では、成分並びに加工方法の研究が進み、疲労強度、耐へたり性、寿命などが
飛躍的に伸び、ばね機械は押しばね、引きばね、トーションばねと加工能力の拡大に
加えて、カム式からNC式へと革新的な進化も遂げております。

日本のばね産業は、幾度の好景気に支えられ発展、ばねメーカーはおよそ
3千事業所を数えるまで成長を遂げました。
また、日本のばね材料は世界に類を見ない高品質を実現。
ばね機械では、国産機の誕生から多彩な機種開発に成功し、試験機等にいたる関連機器も
合わせて今では世界のトップランナーとして、日本ばね産業の発展を支えるに至っております。

ただ日本のばね産業も順調な話ばかりではありませんでした。
オイルショックをはじめ、幾多の為替問題、リーマンショックなど、日本経済の
紆余曲折に沿って困難な時代を乗り越えて参りました。
一企業ではどうにも手の施しようのない大きな事象は、各企業の苦難の歴史として、またそこを
乗り越えた経験は、経営革新、生産性向上、技術開発等のDNAとして深く刻まれることになりました。
こうした多くの危機を乗り越えた日本のばね産業は、現在、およそ1千事業所強(ばね新聞社調べ)
という規模となり、以前よりも強い体質を備えたとされておりますが、後継者問題、グローバル化、
系列崩壊等、また新たな課題の対応に迫られることになっております。

ばねナビでは、ばね産業に関わる情報をできる限り収集し、幅広い方々に提供して参りたいと考えております。
グローバル競争、コストダウン、後継者不足、品質管理、技術向上、情報収集、社員教育、
人材の流動化…、ばね業界を取り巻く環境は加速度的に変化を続けています。
そういった変化の激しい時代の中で、各種課題への対応に業界の皆様も並々ならぬご努力を続けておられることと思います。

ばねナビでは、課題解決を目指す皆様の交流をサポートし、ばねに携わる人に役立つサイト運営を行って参ります。是非皆様のご利用をお待ち申し上げております。